めっき

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製品案内

業界トップ規模の連続めっき加工設備できめ細かにニーズ対応

ステンレス、銅合金、アルミニウム、鉄など、各種金属素材に対してめっき(鍍金、メッキ)を施すことで、電導性や電磁波シールドなどの電気的特性および、耐食性などの化学的特性、反射率や硬さなどの物理的特性等、さまざまな特性を与えるのが「機能めっき」です。 ハイジェントでは、この機能めっきをコイル状に巻かれた金属素材やプレス材に対し、連続工程で電気化学的に金属を電着させ るめっき処理を施す「連続めっき加工」を行うのが特色です。 連続めっきを行う加工ライン多種類を擁するため、お客様からの要求に則し、目的仕様に応じた速やかな対応が可能です。 また、貴金属など高付加価値材は必要な箇所への精密エリアめっき、素材特性とめっき金属特性の融合利点、めっき品のスリット加工・リードフレームカット加工など、お客様に省コスト、短納期、工程改善の提案をします。

金めっき

絶対の機能と品質が求められる中枢にふさわしい

抜群の耐食性と美しい光沢の金は装飾めっきが知られますが、ハイジェントではコネクタ等の機能めっきを扱っています。 最も安定した金属のため、確かな安全性が求められる自動車エアバッグなど安全装置やアクセル制御システムに組み込まれる基幹機能に貢献しています。

  • Auめっき可能な素材仕様

    材質:銅、銅合金、SUS、42合金
    サイズ:板厚0.1〜0.8mm 幅10〜60mm

    めっき仕様

    下地:銅、ニッケル
    複合めっき:Sn及びRSnとの2色めっき
  • 長所

    ・接触抵抗が低い
    ・ボンディング性がよい
  • 短所

    ・金属単価が高い → 対応策 部分めっき

銀めっき

輝きの光によって先端産業に貢献する

【半導体用銀めっき】

電気伝導性に優れる銀は、半田付けのほか金ワイヤーのボンディングにも好適です。 金属材料の中では反射率が群を抜き、リフレクタ(反射板)面を持つ高輝度LEDパッケージに多用されます。

  • 銀めっき可能な素材仕様

    材質:銅、銅合金、42合金、鉄
    サイズ:板厚0.1〜2.0mm 幅10〜100mm

    めっき仕様

    下地:銅、ニッケル
    銀光沢レベル:光沢、半光沢、無光沢
  • 長所

    ・接触抵抗が低い
    ・ボンディング性がよい
  • 短所

    ・硫黄による変色 → 対応策 硫黄防止処理

硬度を高めた硬質銀がエンジンの働きを支える

【コネクター端子用銀めっき】

融点が高い銀は高温に曝される自動車のエンジン周りなどの部品に適します。 硬度を高めた硬質銀は電気・電子分野の高度なニーズに対応して、ハイブリッド・エンジンなど高技術製品の中枢部品にも使われています。

  • 銀めっき可能な素材仕様

    材質:銅、銅合金
    サイズ:板厚0.1〜1.5mm 幅10〜150mm
    センターキャリアタイプ端子も加工可能

    めっき仕様

    下地:銅、ニッケル
    多色めっき:Snめっきと2色めっき

ニッケルめっき

輝きや機能特性を生かして電子製品に多用される

銅めっきとともに化学めっきの大城郭。高温・高電圧への耐性に優れるため、アルミのワイヤーボンディングに最適で、高電圧インバータの生産などに活用されます。 光沢があり外観性、耐腐食性にも優れることから、メモリーカード・カバーや電磁波シールド用の金属めっきとしてもよく利用されます。

  • Niめっき可能な素材仕様

    材質:銅、銅合金、SUS、42合金、鉄、アルミ
    全面めっき:板厚0.08〜2.5mm 幅10〜300mm
    部分めっき:板厚0.08〜2.5mm 幅10〜290mm
  • 長所

    ・耐熱性、耐蝕性、耐摩耗性、大変色性に優れる
  • 短所

    ・硬度の高い光沢厚めっきは、曲げ加工割れしやすい → 対応策 無光沢での薄めっき

アルミへのNiめっき

これまで難めっき材とされていたアルミニウムを基材として、接触抵抗増大の抑制を可能にしたニッケルめっきを安定的に供給しております。

  • めっき可能な素材

    材質:高導電性・高強度6000系、高導電性1000系アルミ
    サイズ:板厚0.6~4.0mm 幅150~300mm
    コイル重量:~600㎏(コイル外径1100mm MAX)
    めっき厚:標準2μm(MAX 5μm)

錫めっき

自動車用コネクタ部品や産業用、民生用と幅広い活用

伝導性、半田付け性、耐蝕性に優れる錫によるめっきは、常に確実で安定した働きが求められるコネクタ端子などに適しています。 ハイジェントでは自動車用をはじめ、産業機器の制御盤、白物家電用のコネクタ部品等、様々な用途のめっきを生産しています。

  • 錫めっき可能な素材仕様

    材質:銅、銅合金、SUS、42合金、鉄、アルミ
    全面めっき:板厚0.08〜2.5mm 幅8〜300mm
    部分めっき:板厚0.1〜2.5mm 幅10〜100mm
  • 下地の種類

    銅、ニッケル

ウィスカのリスク低減で高密度実装に対応

【リフロー錫めっき】

電子部品の小型化・高機能化に対応した高密度実装では、回路の短絡不良の原因となるウィスカ(針状金属結晶)の発生対策が問題となります。 リフロー錫めっきはウィスカによるリスクを低減できます。

  • リフロー錫めっき可能な素材仕様

    材質:銅、銅合金、SUS
    全面めっき:板厚0.8〜1.2mm 幅10〜300mm
    部分めっき:板厚0.15〜0.8mm 幅10〜65mm
    線めっき:サイズ0.35〜1.2mm 丸線、角線(平角線も対応可能)
  • 下地の種類

    銅、ニッケル